みつば会総合クリニックでは、リバビリに力を入れています。最近よくリハビリという言葉を耳にしませんか?では、リハビリとはいったい何なのでしょう? 今回“効果的なリハビリ”についてお伝えします。
そもそもリハビリって何?
リハビリは、専門職による機能回復訓練ととらえられることも多いですが、「リハビリテーション」ということばには広い意味があります。「リハビリテーション」(Rehabilitation)は、re(再び、戻す)とhabilis(適した、ふさわしい)から成り立っています。つまり、単なる機能回復ではなく、「人間らしく生きる権利の回復」や「自分らしく生きること」が重要で、そのために行われるすべての活動がリハビリテーションなのです。
効果的なリハビリの5つのポイント!
ここでは、効果的かつ大切だと考えられるリハビリの5つのポイントについてお伝えします。
①自分のことはなるべく自分でやる
②誰かの役に立つ(役割を持つ)
③趣味など自分の好きなことをやる
④会話をする
⑤体を動かす(特に歩行)
効果的なリハビリ「①自分のことはなるべく自分でやる」
自分のことはなるべく自分でやることから始めることが、健康な体を保つためには大切です。病気になってしまっても、介護者がすべてやってあげるのではなく、できることは本人にやってもらうことが大切です。
効果的なリハビリ「②誰かの役に立つ(役割を持つ)」
誰かの役に立つということは、人に喜ばれる存在になるということです。人に喜ばれると、自然と笑顔になります。それが“やりがい”となって、リハビリを継続しやすくなります。普段の家事や仕事や孫の世話など、生活に役割を持って習慣化すること大切です。
効果的なリハビリ「③趣味など自分の好きなことをやる」
「これをやりなさい!」と言われても、なかなか長続きをさせるのは難しいもの。好きなことをしている時は、夢中になって時間を忘れた経験はありませんか?自分が好きなことなら毎日やっても苦ではなく、継続しやすくなります。
効果的なリハビリ「④会話をする」
会話は1人ではできません。誰かと話すことで会話は成立します。近所の方や家族と話したり、デイサービスなどに行って人と積極的に交流してみましょう。いろいろな場所で会話をすることで、呼吸や飲み込みに必要な筋肉を使い、頭を使うことや楽しい気分になれる機会が増え、笑顔にもつながります。
効果的なリハビリ「⑤体を動かす(特に歩行)」
リハビリで一番大切なことは“体を動かすこと”です。体は動かさないと衰えます。体を動かす大切な考え方に次の3つがあります。ぜひお試しください。
・寝ているより座る
・座っているより立つ
・立っているより歩く