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【院長ブログ】痛みがあってスポーツに復帰できない!

2024.02.13

スポーツにケガはつきものです。しかしケガを恐れていては、スポーツはできません。このような思いでスポーツに参加したり、指導したりしている人も多いでしょう。そこで今回は「痛みがあってスポーツに復帰できない!」という患者様のお悩みをもとに、スポーツでよく起こるケガ(足関節捻挫、肉離れ)と復帰のタイミングについてお伝えします。

足関節捻挫とは?復帰のタイミングは?

スポーツによるケガで一番多い足首の捻挫。スポーツ経験者であれば一度や二度は捻挫をしたことがあると思います。

原因

足関節捻挫は、ジャンプの着地やでこぼこの地面などに、足を引っ掛けて内側にねじって外側の靭帯を痛めるのが一般的です。

治療法

ケガをしたら内出血やはれがひどくならないように安静を保ち(Rest)、氷で冷やし(Icing)、包帯などで圧迫し(Compression)、心臓よりも高い位置に挙上する〈Elevation)、いわゆるRICE処置(R=安静、㈵=冷却、C=圧迫、E=挙上)を早急に行うことが応急処置として重要です。

復帰のタイミング

・足首の動く範囲が反対側(健側)と同じであること

・筋力が十分に回復していること(ふくらはぎの筋肉が健側と同じくらい太くなっていること〉

・ジャンプしても痛みがないこと

肉離れとは?復帰のタイミングは?

ダッシュやジャンプ動作の多い陸上競技(短距離走、ハードル)、サッカー、ラグビー、テニスなどは肉離れの起こりやすいスポーツです。 肉離れとは、瞬間的に筋肉や筋膜が伸ばされて、その一部が切れてしまうことです。大腿の裏側(ハムストリングス)や内側(大腿内転筋)、ふくらはぎなど下肢によく起こります。

原因

肉離れの原因としては、筋疲労、筋肉の柔軟性の低下、筋力・筋持久力の低下やアンバランス(筋力の左右差や屈筋と伸筋とのアンバランス)、ウォーミングアップやストレッチングの不足などが考えられ、特に寒い日や硬いグランドでの練習時には要注意。

治療法

肉離れを起こしたら、応急処置として内出血や腫れを最小限にするため、RICE処置(R=安静、㈵=冷却、C=圧迫、E=挙上)を48時間まで行うことです。軽症でも23日、重症では1週間ほど安静にし、その後は少しずつ温めながらストレッチングや筋力訓練を開始します。

復帰のタイミング

・患部(肉離れを起こした筋肉)をストレッチングしても痛みが出ないこと

・患部を押さえても痛みが出ないこと

・力を入れても患部に痛みがなく、十分に筋力が回復していること

・完全に治りきらない状態でスポーツに復帰すると再発しやすいので、絶対に焦らないこと

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