生活習慣病は具体的にどのような病気なのでしょうか?この病気は日頃の生活習慣を見直すだけでリスクを下げることができる病気と言われています。そこで今回は、“生活習慣病”について定義や種類、原因などをお伝えします。
生活習慣病とは?定義について
生活習慣病とは、食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与し、それらが発症の要因となる疾患の総称です。日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病、脳卒中は、生活習慣病に含まれます。
(厚生労働省https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-001.html)
以前は「成人病」という名称で、原因は加齢とともに発症・進行するものとされていました。しかし、実際は運動不足や飲酒・喫煙・不規則な生活など、子どものころからの生活習慣が原因となって発症することが分かり、最近では生活習慣病と呼ばれるようになりました。
生活習慣病とは具体的にどんな病気?原因別に分類
原因別にどんな病気があるか分類したものは次のようになります。各疾患の詳しい説明は、また別の機会にお伝えしたいと思います。
食習慣が原因で発症する疾患
・糖尿病
・肥満症
・高脂血症
・高血圧
・大腸がん
運動不足が原因で発症する疾患
・糖尿病
・肥満
・高脂血症
・高血圧症
・進行すれば、心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患に発展する危険性がある。
喫煙が原因で発症する疾患
・肺がん
・慢性気管支炎
過度な飲酒が原因で発症する疾患
・肝硬変や脂肪肝などの肝疾患
生活習慣病になる原因は?リスクをチェック!
生活習慣病とは不適切な食習慣、運動不足、喫煙、過度な飲酒、またストレスが原因と言われています。
生活習慣病発症のリスクのある生活をしていないかを知るために、以下の質問にいくつあてはまるかチェックしてみましょう。
当てはまる項目が多いほど、生活習慣病のリスクは高まります。
日頃の生活習慣の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
阿倍野区・天王寺のみつば会総合クリニックでは、地域のかかりつけ医として、そして総合クリニックとして、皆様から様々な症状・お悩みを承りますので、お気軽にご相談ください。
【生活面】
・40歳以上である
・20代の頃と比べて体重が10kg以上増えた
・お酒をよく飲む
・たばこを吸う
・運動をあまりしていない
・睡眠不足
・ストレスがたまっている
【食事面】
・炭水化物をよく食べる
・脂っこい料理をよく食べる
・濃い味付けの料理をよく食べる
・甘いジュースをよく飲む
・間食が多い
・深夜の飲食が多い
・野菜をあまり食べない
【運動面】
・移動は車が多い
・運動をする習慣がない
・一日の歩数は7,000歩未満が多い