生活習慣病には、高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症状(痛風)などがあります。主に運動不足や過食、その結果の肥満といった“生活習慣の不摂生”が心臓病や腎臓病、脳梗塞などの重篤な病気に結びついたりすることが少なくありません。そこで、今回は“生活習慣での不摂生”により憎悪する病気についてお伝えします。
生活習慣病① 高血圧
高血圧とは、血圧がある程度の範囲を超えて高く維持されている状態です。血圧は刻一刻と変化しているため、緊張している時やストレスがかかっている時などには血圧は上がりますし、気持ちがリラックスしている時などには低くなります。
高血圧を放置すると…
・クモ膜下出血や脳出血などの出血性疾患
・血圧上昇が動脈硬化の進行を促進することより様々な心疾患(心筋梗塞、心不全など)を併発しやすくなります。
・動脈に圧がかかり続けることにより大動脈瘤や解離性大動脈瘤など致命的な血管疾患を生じることもあります。
生活習慣病② 糖尿病
糖尿病とは、体を動かすエネルギー源であるブドウ糖を細胞が取り込めなくなり、血液中に糖があふれてしまう病気です。インスリンが足りなくなったり、足りていてもうまく細胞に作用しなくなったりした状態が糖尿病(耐糖能異常)です。
糖尿病を放置すると…
だるさや喉の乾きなどの症状が出ることもありますが、基本的には無症状で経過することが多いのが非常に怖い点です。
・血管が詰まるような病気(心筋梗塞、脳梗塞、下肢動脈閉塞など)
・腎臓が悪くなって人工透析を必要とする状態
・網膜症で失明
生活習慣病③ 脂質異常症
脂質異常症(高脂血症)というのは、血液中の脂質、具体的にはコレステロールや中性脂肪が高い状態のことです。
脂質異常症を放置すると…
増えた脂質がどんどん血管の内側に溜まって動脈硬化の進行を促進してしまい、ついには心筋梗塞や脳梗塞の原因となってしまいます。
生活習慣病④ 痛風
痛風は、血液の尿酸値が高くなり過ぎている状態(高尿酸血症)が長く続くと発症します。
高尿酸血症を放置すると…
・尿酸が関節の中で固まって結晶になるため関節炎を起こし、関節が赤く腫れて痛み出します(痛風発作)。
・心筋梗塞や脳梗塞になりやすい(動脈硬化が原因)。
対策と治療の3つのポイント!
生活習慣病の対策と治療には次の3つのポイントがあります。自己流で進めてもなかなかうまくゆかないもの。阿倍野区・天王寺のみつば会総合クリニックでも、お一人おひとりの生活習慣をよくおうかがいしたうえで、無理のない方法をご提案・アドバイスさせていただきますので、お気軽にご相談ください。