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【院長ブログ】喫煙・飲酒の習慣

2024.11.22

良くないことは分かっていても、なかなか改善できないのが生活習慣の乱れ。特に喫煙・飲酒の問題はそのまま放っておくと生活習慣病につながってしまうこともあります。少しずつでも見直せば、さまざまな病気のリスクを回避することにつながります。そこで今回は“喫煙・飲酒の習慣”と生活習慣病についてお伝えします。

 

怖いのは喫煙・飲酒の依存症?

 

過剰な喫煙・飲酒が身体に良くないという事実はわかっていても、「昔からの習慣でなかなか止められない」という方も多いのではないでしょうか。恐ろしいのはその依存症です。

喫煙や飲酒は一時的なイライラ解消、緊張を和らげるなどの心地良さを与えますが、その効果が切れた時、前以上にイライラや落ち着かない気持ちになる離脱症状(禁断症状)が現れます。この離脱症状を解消しようと、さらに多量の喫煙・飲酒を繰り返し、止められなくなってしまうのです。

 

タバコ・お酒を止めたいと思ったときのポイント

 

禁煙・禁酒をしようと思ってもなかなか続かない方も多いのではないでしょうか。次のポイントをしっかり理解し禁煙・禁酒を成功させましょう。一人ではじめるのが不安な方は、阿倍野区・天王寺のみつば会総合クリニックへご相談ください。

禁煙編

・喫煙につながる生活パターンを変える

・ストレスを感じた時、喫煙以外の解消法を行う(水を飲む、深呼吸する、ガムを噛む)

・タバコやライターなどの喫煙具を身近に置かない

・周囲に禁煙していることを伝え、協力してもらう

・禁煙日を設け、徐々に本数を減らす

禁酒編

・飲む前に、その日の上限を設定する(量や予算などを決めて、それ以上は飲まないように)

・アルコール度数の低いものを選ぶ

・小さいグラスや缶のものを選ぶ

 

「がん」喫煙+飲酒でリスクは倍以上に!

喫煙や飲酒によって発症する疾病は多くありますが、これら2つが重なった時、発症リスクが倍以上になると危険視されているものが「がん」です。

喫煙・飲酒とがんの関係性

1日2合以上の飲酒をしている人で、さらに喫煙の習慣もある人のがん発生率は、飲酒のみの習慣がある人に比べ割合が非常に高くなるという傾向。これはタバコの煙に含まれる発がん物質は、お酒に含まれるエタノールの分解時に生成される活性酸素を活性化させてしまうからではないかと考えられています。

「お酒の席では喫煙が欠かせない」という人も少なくありませんが、「喫煙と飲酒の両方を制限すれば、より効果的にリスクを低下させられる」と意識して、禁煙・禁酒に努めましょう。

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