新着ブログ記事

【院長ブログ】理学療法とは?リハビリについて

2023.11.30

リハビリ(リハビリテーション)とは、外傷や運動器の障害などにより起こった症状を軽減させ、機能を回復させて日常生活への復帰をサポートするものです。阿倍野区・天王寺のみつば会総合クリニックにはリハビリテーション科があり、こちらで地域にお住まいの方々のリハビリをサポートさせていただいております。そこで今回は、“理学療法とは?リハビリについて”についてお伝えします。

理学療法とは?

理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。

「理学療法士及び作業療法士法」第2条には「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義されています。

理学療法のめざすものとは?

理学療法の直接的な目的は運動機能の回復にありますが、日常生活動作(ADL)の改善を図り、最終的にはQOL(生活の質)の向上をめざします。

「ひとりでトイレに行く、着替えをする、食事を摂る、外出する」などの動作をひとの手を借りず、行いたいと思うことは自然なことであり、日常生活動作の改善はQOL向上の大切な要素になります。

理学療法では病気、障害があっても住み慣れた街で、自分らしく暮らしたいというひとりひとりの思いを大切にします。

理学療法の対象になる人とは?

対象となる人は次のとおりです。最近は健康な方も予防の目的で受ける方が増えてきました。

・中枢神経疾患…脳卒中、脊髄損傷、脳の外傷、中枢神経の変性疾患、腫瘍、脳血管の異常、脳炎、小児発達障害など

・整形外科疾患(運動器の障害)…手足、脊椎の骨折、腰痛、頸部痛、肩関節周囲炎、退行変性疾患、腰椎椎間板ヘルニア、靭帯損傷、変形性関節症、四肢の切断、様々な運動器由来の疼痛など

・呼吸器疾患…慢性閉塞性肺疾患、肺炎、結核後遺症、喘息、全身麻酔術後の肺機能低下など

・心疾患…心筋梗塞、狭心症など

・内科的疾患、体力低下…糖尿病、高齢、術後体力低下

・運動機能低下が予想される高齢者の予防対策

・メタボリックシンドロームの予防

・スポーツ分野でのパフォーマンス向上など

理学療法を受けるには?

理学療法の多くは、病院、診療所、老人保健施設、老人ホームなどの介護保険関連施設で行われています。

理学療法は医療行為に位置付けられており、医師の指示に基づいて行われます。希望されるかたは、かかりつけ医や、地域の相談窓口にご相談ください。

みつば会総合クリニックにもリハビリテーション科もありますので、お気軽にご相談ください。

06-6633-3636

オンライン診療