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【院長ブログ】物理療法について

2024.05.21

物理療法とは、「温める」「冷やす」「電気刺激を加える」「振動させる」「マッサージ」などの物理的刺激を用いて患部の血流改善や筋緊張改善から疼痛緩和を促す、機器を使用したリハビリテーションです。医師の指示のもと行われるのが一般的です。そこで今回は、「物理療法」について、使用する代表的な治療機器の特徴をご紹介します。

測定機能付下肢自力運動訓練装置(レッグプレス)

特徴

この機械は、立ち上がり、座り、しゃがみ、歩行などの日常生活の動きに必要な下肢の筋肉全般を鍛え、強化します。負荷は1kg刻みで設定できますのでスポーツ選手から高齢者まで有効にご利用いただけます。

対象の疾患

スポーツ選手の下肢筋力強化訓練、変形性膝関節症の治療としての大腿四頭筋訓練、ロコモティブシンドローム対策、易転倒性対策、ダイエット

温浴治療器(バイサタイザー)

特徴

ノズルから出る温水の噴流で下肢を刺激し、マッサージ作用と温熱作用により、血流を増加させ、代謝を促進します。また、水の流体抵抗を利用して水中抵抗運動を行い、筋力増強訓練もおこないます。

対象の疾患

・骨折後遺症

・関節リウマチ

・関節拘縮

・関節痛

赤外線治療器

特徴

近赤外線の光が、体の深部まで浸透して、血流・血量を増大し、新陳代謝を促進します。筋肉の凝りや痛み、関節痛、骨折後の痛みなどに有効です。また、神経ブロックにも効果が期待できます。

対象の疾患

・腱鞘炎

・上腕骨上顆炎

・関節リウマチ

・変形性関節症

・星状神経節近傍照射療法(星状神経節ブロック)

下肢用エアマッサージ器(ラクシア)

下肢のマッサージにより下半身にたまった静脈血液を心臓に押し上げる作用を促進し,足の血行を高めます。そしてからだ全体の血行を活発にします。

対象の疾患

外傷後などの下肢浮腫、リンパ浮腫、筋肉疲労、血行などの改善効果

マイクロ波治療器

ハイパワーで体に深部までソフトに加温し、効果的に血流・血量を増加させ、新陳代謝を促進するマイクロ波治療器です血行不良からくる痛みやシビレに有効です。

対象の疾患

・腰痛

・神経痛

・坐骨神経痛

・筋肉痛

・打撲

・変形性関節症

その他の治療機器

その他の治療機器には次のようなものがあります。ご自身の症状により、主治医とご相談の上使用されることをおすすめします。

・磁気加振式温熱治療器

・半導体レーザー治療器

・キセノン光線治療器

・ホットパック治療器

・干渉電流型低周波治療器

・アイシングシステム(冷却療法用装置)

・フィットネスバイク(エアロバイク)

・自動間欠牽引装置

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