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【院長ブログ】脂質異常症(高脂血症)について(原因と症状)

2025.09.25

高脂血症は2007年より脂質異常症と名称が改められた病気です。動脈硬化の主要な危険因子であり、放置すれば脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患をまねく原因となります。そこで今回は“脂質異常症(高脂血症)について”その原因と症状についてお伝えします。

高脂血症から脂質異常症と診断名が変わりました。

従来は高脂血症と呼ばれ、総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪のいずれかが高いか、HDLコレステロールが低いことがその診断基準とされていました。しかし、総コレステロールが高い人のなかには、悪玉LDLコレステロールが正常で、善玉のHDLコレステロールのみが高い場合も少なからず含まれていること、そのHDLコレステロールが低い場合を「高脂血症」と呼ぶのは適当でないことなどから、20074月に日本動脈硬化学会がガイドラインの改訂を行い、診断名を「高脂血症」から「脂質異常症」に変更しました。

脂質異常症(高脂血症)の原因

脂質異常症の発症には、過食、運動不足、肥満、喫煙、飲酒、ストレスなどが関係しているといわれています。特に、お腹の中に脂肪がたまる「内臓脂肪型肥満」の方はLDLコレステロールや中性脂肪が多くなり、HDLコレステロールが少なくなりやすい傾向があります。また、遺伝的な要因によって起こる「家族性高コレステロール血症」と呼ばれているものもあります。

脂質異常症(高脂血症)の増減する脂質の種類による分類

脂質異常症は、血液中に多く(または少なく)なる脂質の種類によって3つのタイプに分類されています。

・高LDLコレステロール血症…LDL(悪玉)コレステロールが多いタイプ

・低HDLコレステロール血症…HDL(善玉)コレステロールが少ないタイプ

・高トリグリセライド血症…中性脂肪(トリグリセライド)が多いタイプ

脂質異常症(高脂血症)の原因による分類

原因により次の2つに分類されます。

・原発性…生活習慣の乱れや遺伝的な要因で起こるもの

・続発性…ホルモンの分泌異常、他の疾患、お薬によっておこるもの

脂質異常症(高脂血症)の症状

多くの場合、脂質異常症は症状が現れることはありません。健康診断で検査値がよくないことをといわれても、自覚症状がないので放置してしまっている方も多いです。実は、これが脂質異常症の怖いところで、気がつかないうちに動脈硬化が進んでしまうのです。

家族性高コレステロール血症の場合

コレステロールの沈着による脂肪のかたまりが手足の腱や皮膚にできたり、コレステロールの白い色素が黒目のふちに沿って沈着してみられることがあります。

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