「めまいは治らない」「治りにくい」と思っている人は多くいます。原因がわかりにくく、治療法もあまり知られていません。今回は、“めまいの治療法”についてお伝えします。
治癒、改善のためには、早期発見・治療が欠かせません!
原因を明らかにして的確な治療を始めるために、できるだけ速やかに診療を受けることが重要!
治療の重要なポイント…早期の検査でめまいの原因を見つけること
そこから治療が始まります。脳神経症状や小脳症状、眼振、画像診断などから中枢性めまいが疑われる場合には脳神経外科的な治療が優先しますが、末梢性めまいには薬での治療が行われます。
次に薬物療法と生活上での注意事項について詳しくお伝えします。
薬物療法
薬での治療には次のようなものがあります。
抗めまい薬・循環改善薬
主に脳や内耳の血流を増すことによりめまいを改善します。十分な血液が行き届かないことによりバランスを保つ機能が低下し、リンパ液の循環も悪くなることで内耳のむくみやめまいが発症します。
吐き気止め
めまいに伴う吐き気を抑えます。内服が難しい場合には注射や点滴を行います。
抗不安薬
めまいに対する不安が、さらに症状を悪化させるといった悪循環を改善します。
浸透圧利尿薬
内耳を満たしているリンパ液が過剰になると内耳のむくみやめまいを発症します。内耳の圧力を下げることで改善が期待できます。
ステロイド薬
神経の炎症やめまいに伴う難聴に使用します。特に突発性難聴には早い段階での使用が効果的です。
ビタミンB12
神経の働きを正常に保つ効果があり、傷ついた神経を修復します。
生活上の注意
疾患によって発症しているめまいでは、そちらの治療が優先されますが末梢性のめまいは生活習慣に起因している場合も多くあります。発症して間もない急性期と、慢性期の注意のポイントは次のとおりです。特に慢性期は取り組みやすいものばかり。めまいの予防には重要なものばかりですので、ぜひお試しください。
発症して間もない急性期には
□体を動かさず、楽な姿勢をとる
□衣類をゆるめて、横になる
□静かな部屋で安静にする
□目の前の動く物を見ない
□振動や動揺を避ける
慢性期には
□バランスのとれた食事を心がける
□十分な睡眠をとる
□ストレスを極力避ける
□急に体を動かさない規則正しい生活が基本です
□大きい音を聞くことや、チラチラ動く物を見ない
□低めの温度で入浴する
□コーヒー、タバコ、酒、塩分は控えめに
□就寝は、11時をめやすに早目にする
□水分は多量に取らない
